連休明け5月の中旬は夫の退職記念で、娘おすすめの湯布院、いや由布院へ夫婦旅。
今頃?とお笑いめさるな。
もう一つのブログにはもっと早く書きました。
駅におりて、駅前の通り(ショップが並ぶ通り)を歩き、見上げてびっくり。
由布岳がすぐ真上に。
なんだか、ふんわり抱きしめられる感じ!
山にこんな感覚をもつのははじめてだよ!
ふしぎ・ふしぎ・ふしぎ
温かい! まだ温泉入ってないのに。(良き温泉は我が家の旅行必須条件)
由布岳この写真はホテルからのもので、駅そばはもっと山に近い。

車は走って入るけど、信号なしで、歩行者をちゃんと待ってくれる。
旅行前に、由布院は浄化される所ですよ!!っていわれたけど、ナルホド
宿に入る前に、しばし探検。
まずは、金鱗湖へ。
とかいいながら、「ふくろう~」という看板をみつけ、寄り道。
ふくろうのエリアは有料のため入らず、うろうろしていると、
ヤギが飼われてました。
しきりに地面の何かを探している。
「おなか減ってるの?」と聞いてみた。
「だあれも、なんにもくれな~い」と。

来場者が100円で餌を買ってあげるようになってるのだけど・・・。だれもいない。
そりゃ一大事と、やってみる。あっというまに食べてしまった。
生まれた時の写真が

はなちゃん可愛いね!
そして金鱗湖に。
あらら、アヒルかしら、大きな鳥さんがいるではありませんか!

しばらく水辺にいたかと思うと、ひょこひょこ草むらの方に。

他の観光客の方も「この子ら自由やわ~!」 ほんに、ほんに!
駅に戻ると、わーい馬車がやってきました。

乗りたいなあ。
今日はあきらめて宿の迎えの車に乗車。
同乗の方が、「馬車今乗ってきたの」とおっしゃる。
感想を尋ねると、「蹄の音がね、
ぽっくりぽっくりといい気持でしたよ」って。
明日は絶対!と意気込んで宿に到着。
娘お勧めの「彩岳館」
お部屋からも、レストランからも、家族風呂ならお風呂からも由布岳が前に見える。
先ほどの写真はホテル部屋からのもの。
料理もよし、
お湯もよろしいでーす!
カエルの声がバックグランドミュージック。いいなあ。
夜中はものすごい雨、風。
でも朝は、鳥の声で目覚める。
鶯が良ーく鳴いてる!
ほーほけきょ!と鳴く子と「ほー」をトリルをつけて鳴く子がいるじゃないか!
楽しい鶯の競演。
さて前日期待した馬車が、雨でお休み

しょうがないね、お馬さんも休息が必要だ。
ということで、
クラッシックカーのスカーボロに乗り込む。

可愛いでしょ?
駅の裏側の田園風景の中を走ります。
運転手さんのガイドつき。


解説箇所の一つに宇奈岐日女神社というところがあった。
うなぎひめ、またはうなぐひめと読むらしい。
車中での印象は、失礼だけど、ちっぽけな神社。
でも降り立ってみると、また大きな感動があった。
平成3年の台風でこの神社の木が144本も倒れてしまったそうだ。樹齢100年の幹周9mもある木を含めて。
その切り株が残されていた。

これを見た途端、大きな悲しみに襲われた。
なぜだろう?
私はこことは何のご縁も無いのに。
運転手さんの説明は続く。
神社の周囲は、ごく近くまで民家があったけれど、どこも被害は無かったそうだ。
宇奈岐日女さんが身を呈して人々を守ってくれたんだ!
これぞ、氏神様というものだ!
周辺の人々も、うち倒れた木々を見て、さぞ哀しかったろう。
スカスカに見える空が、かえって心もとなかったことだろう。なんてめぐるめぐる思い。
でも翌朝考えてみると、いままで見えなかった空が見える!って言うのは、やはり希望でもあるのでしょうね。
宇奈岐日女さんは人々を守り、なおかつ希望ももたらしたのだね。
由布岳は山そのものがご神とも言われるそうだけれど、
なるほどなるほど!!
よく行く奈良の三輪明神も同じだけれど、受ける感じが違う。
三輪明神は厳しい感じ。
この旅行、退職記念の旅だけど、実は夫の病気が寛解してそして無事定年を迎えられた退職記念の灌漑深い旅行です。
由布院は優しい!
私も夫も、すこぶる癒されました。ありがとう!
感謝